トピ主の「こん」さんは先日、初めてお見合いをしました。お相手の男性は悪い感じではなく、今後もお付き合いを続けようかなと思ったそうです。
ただ、その夜、フェイスブックでその男性を検索してみたところ、5か月前に彼女がいて泊まりがけで旅行へ行ったこと、彼女を実家に紹介したことなどをはじめ、歴代の女性との交際状況がアップされていることが判明。男性がシェアしている内容にも共感できないものがあり、結局、「こん」さんは仲人を通じてお断りの連絡をしました。
そして数日後、気になって再び男性のフェイスブックを見たところ、「人のプライベートを勝手に検索し覗のぞきみて値踏みするような相手はこっちから願い下げ」という書き込みが。「FBやツイッターは、こんな風に判断材料にしてはいけませんか? 公開されているこれらをみることが人のプライベートを覗き見ることになってしまうのですか?」と問いかけています。
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「見られたくないプライベート情報ならFBに載せること自体がおかしい。FBに載せるということは全世界の人に自分をさらしているということです。お見合いじゃなくても、SNSで情報を得られるなら利用するべきです」(ハンドルネーム「40代再婚婚活中」さん)
「今回のトピ主さんの行動はアリだと思います。ブログやFBはネットに公開しているのだから、『それを見るな!!』っておかしい。嫌なら載せなきゃいいんです」(ハンドルネーム「詩音」さん)
フェイスブックは自分で情報の公開範囲を設定できます。なので、誰もが見ることができる設定にしているのに、「のぞき見」と批判する男性の発言を疑問視する声が目立ちました。
その一方で、「こん」さんに対して厳しい意見もありました。
「フェイスブックを見て、何を知りたかったんですか? 相手の事が知りたいなら、直接聞けば良いですし、裏の顔がないかの調査ですか? しかも自分から断っておいて、再度フェイスブックを見て勝手に落ち込むって……。自分からつらい状況を作り出しているだけではないですか」(ハンドルネーム「まさ」さん)
「トピ主さんだって、過去に幾つかの経験があるでしょう。男はたくさんの女性の中から一人の女性を選びます。過去の人を捨てて、トピ主さんを選ぶかもしれない。トピ主さんを捨てて、次の人に行くかもしれない。人生の通過点です」(ハンドルネーム「世渡り」さん)
人を好きになることはステキなことだし、疑問があれば自分に直接聞いて欲しかったと男性も思ったのかもしれませんね。ただ、男性が過去の交際の記録を削除せずに披露し続けていることに引いてしまった「こん」さんの心情、記者も分かる気がします。
結局、ほかの人も指摘していましたが、「こん」さんとこの男性はご縁がなかったということでしょうか。
「ひと頃前までは、縁談話があれば、よく、お相手の身辺調査をしたものでした」という書き込みもありました。昔は手間をかけて、人に聞いて回らなければ分からなかったことも、今はネットで「検索」すれば簡単に手に入る時代。そこが便利な反面、人間関係を複雑にしたり、デメリットとなる危険性も秘めていたりします。
企業の採用担当者に聞くと、入社希望者のツイッターやフェイスブックなどで、面接だけでは分からない“素の姿”を調べることは常識になっているといいます。友達だけに知らせる感覚でアップした情報が、自分の人生を決めてしまうかもしれません。SNSにアップして、誰もが見られる状態にしているならば、情報の「受け手」がそれをどう判断するかコントロールすることはできません。そのことを十分踏まえた上で、SNSを楽しむことが賢い使い方だといえそうです。
このほか、発言小町には、フェイスブックに関する投稿がたくさん寄せられています。その一部をご紹介しておきます。
皆さんも疑問に思うことがあれば、発言小町に投稿してみてください。
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